Sky ShiP 小説を創作しております。ぜひお読みください。
教壇に立って、授業を続ける。
いつも通り、生徒が見ている前で。
その生徒の中には・・・相馬くんもいる。
相馬くんが席に座って、授業を受けてくれているんだ。
「ここは、2x2>8だから・・・」
生徒の席がすべて埋まっている。
全員が出席してくれている。
こんなに嬉しいことはない。
ないはず・・・なのに。
「公式を利用――っ!」
あっ、
動揺して教科書を落としちゃった。
「ご、ごめんなさい、っあ!」
屈んだ瞬間、変な声が出そうになって、
慌てて口を押さえる。
「・・・ふ、っ、ぅ・・・」
「森田先生?」
みんなが不思議そうに僕を見る。
そうじゃないのは、相馬くんだけだ。
だって僕がこうなっているのは・・・。
1時間前、
相馬くんは早い時間に、わざわざ職員室まで来てくれた。
「よぉ」
「・・・そ、相馬くん!来てくれたんだ」
「来るって言っただろ」
「言ってたけど・・・制服姿の相馬くんを見て実感した。ありがとう!」
「・・・ふ」
テンションが上がって、嬉しくなって相馬くんの手を握ると、
呆れたように相馬くんが見る。
きっと、自分が学校に来るくらいでこんなにも喜ぶ僕を、
馬鹿だって思ってるのかもしれない。
でも、すごくすごく嬉しいから。
「おはよーございまーす」
「おはようございます」
あ、
藤原先生と堀江先生だ。
二人とも、僕と相馬くんを見て驚いてる。
「あれ、確か相馬・・・だよね。学校、来たんだ」
「・・・誰だっけ」
「数学の藤原先生と国語の堀江先生だよ」
「あぁ、そうか」
「すごいね、相馬が学校に来るなんて、さすが森ちゃん!」
藤原先生は僕と同じ気持ちなんだ。
相馬くんの登校を喜んでくれている。
でも、堀江先生の顔が厳しい・・・。
「森田先生、大丈夫ですか?」
「え?」
「彼が学校に来るために、まさかまた身体を――」
「ほ、堀江先生!」
だ、だめ!
堀江先生たちに相談したことが相馬くんにバレたら、
今度は何をされるか・・・。
「・・・相馬」
「あ?」
せっかく堀江先生の言葉を止めたのに、
藤原先生が相馬くんの前に立っちゃう。
「森ちゃんの・・・森田先生のこと、いじめないでね」
あぁ・・・、
感づかれるようなことを言われてしまった。
きっとお二人は、僕を気遣ってくださってると思うんだけど、
かえって逆効果というか、なんというか・・・。
「ちょっと」
「え?」
「クラスのこといろいろ聞きたいから、来て」
相馬くんが僕の腕を掴んで、
強引に引っ張る。
「そ、相馬くん!?」
「さっさと歩け、森田センセー」
職員室にお二人を残して、
相馬くんは僕を引っ張ってどんどん進む。
教室までたどり着くと、
ようやく腕を離してくれた。
いつも通り、生徒が見ている前で。
その生徒の中には・・・相馬くんもいる。
相馬くんが席に座って、授業を受けてくれているんだ。
「ここは、2x2>8だから・・・」
生徒の席がすべて埋まっている。
全員が出席してくれている。
こんなに嬉しいことはない。
ないはず・・・なのに。
「公式を利用――っ!」
あっ、
動揺して教科書を落としちゃった。
「ご、ごめんなさい、っあ!」
屈んだ瞬間、変な声が出そうになって、
慌てて口を押さえる。
「・・・ふ、っ、ぅ・・・」
「森田先生?」
みんなが不思議そうに僕を見る。
そうじゃないのは、相馬くんだけだ。
だって僕がこうなっているのは・・・。
1時間前、
相馬くんは早い時間に、わざわざ職員室まで来てくれた。
「よぉ」
「・・・そ、相馬くん!来てくれたんだ」
「来るって言っただろ」
「言ってたけど・・・制服姿の相馬くんを見て実感した。ありがとう!」
「・・・ふ」
テンションが上がって、嬉しくなって相馬くんの手を握ると、
呆れたように相馬くんが見る。
きっと、自分が学校に来るくらいでこんなにも喜ぶ僕を、
馬鹿だって思ってるのかもしれない。
でも、すごくすごく嬉しいから。
「おはよーございまーす」
「おはようございます」
あ、
藤原先生と堀江先生だ。
二人とも、僕と相馬くんを見て驚いてる。
「あれ、確か相馬・・・だよね。学校、来たんだ」
「・・・誰だっけ」
「数学の藤原先生と国語の堀江先生だよ」
「あぁ、そうか」
「すごいね、相馬が学校に来るなんて、さすが森ちゃん!」
藤原先生は僕と同じ気持ちなんだ。
相馬くんの登校を喜んでくれている。
でも、堀江先生の顔が厳しい・・・。
「森田先生、大丈夫ですか?」
「え?」
「彼が学校に来るために、まさかまた身体を――」
「ほ、堀江先生!」
だ、だめ!
堀江先生たちに相談したことが相馬くんにバレたら、
今度は何をされるか・・・。
「・・・相馬」
「あ?」
せっかく堀江先生の言葉を止めたのに、
藤原先生が相馬くんの前に立っちゃう。
「森ちゃんの・・・森田先生のこと、いじめないでね」
あぁ・・・、
感づかれるようなことを言われてしまった。
きっとお二人は、僕を気遣ってくださってると思うんだけど、
かえって逆効果というか、なんというか・・・。
「ちょっと」
「え?」
「クラスのこといろいろ聞きたいから、来て」
相馬くんが僕の腕を掴んで、
強引に引っ張る。
「そ、相馬くん!?」
「さっさと歩け、森田センセー」
職員室にお二人を残して、
相馬くんは僕を引っ張ってどんどん進む。
教室までたどり着くと、
ようやく腕を離してくれた。
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